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ポーズを紐解く チャトランガ


このポーズは正しく行う難易度がとても高いポーズのひとつです。多くの女性がチャトランガに苦手意識を持っているのではないでしょうか?

よく女性の方から「私は腕力がないのでこのポーズが出来ません。どうしたらいいですか?」という質問をいただきます。決まって答えるのですが、このポーズは腕力はさほど重要ではありません。その証拠にスマートな女性がひょいひょいチャトランガをこなしているのを何度も見かけます。ちょっとしたコツを掴むことが出来ればさほど苦労せずにこなせるようになります。早速解剖学的観点から紐解いていきましょう。

まずは肩甲帯から

腕力ではないと伝えましたが一体どこに力を入れたらいいのでしょうか?

ズバリ答えは前鋸筋です。

この筋肉の働きは 肩甲骨の上方回旋と外転です。

この前鋸筋の働きが弱いと肩甲骨が翼状肩甲(肩甲骨が浮かび上がった状態)の状態になってしまい。胴体の力を腕にうまく伝えることが出来ず腕力だけで頑張らなければいけなくなってしまいます。

この状態が「私は腕力がないので・・・。」の状態です。この状態こそがものすごく腕力がなければポーズが完成しないように錯覚させてしまうのです。

なので意識としては肩甲骨を肋骨側面までスライドする状態を保ちチャトランガをすることで腕力だけに負担をかけるチャトランガから卒業できます。

この感覚を感じるとあら不思議さっきまでチャトランガが大っ嫌いだった女性がひょいひょいポーズを取り始めます笑

このポーズのもう一つの課題になりうるポイントは下半身の力を背骨に上手に伝えられないこと。チャトランガに入る際におもいっきり腰をそり腰椎の過伸状態のまま肘をまげてきてしまうパターンがあります。この状態は腕力に頼ることになり、とてもしんどい思いをすることになります!!

腹横筋を使い腹圧を高めることである程度防ぐことは出来るのですが、それでも完ぺきに腰を守るのは難しいでしょう。

脚は膝を曲げないように大腿四頭筋とハムストリングスを上手に協働させることが重要になってきます。大腿四頭筋とハムストリングスをバランスよく使い膝を伸ばし踵で後ろの壁を蹴るように意識すれば脚が軽く感じられるだけではなく、背骨の長さを作る助けにもなってくれます。逆に脚が上手に働かなければ脚は腰を引っ張る重荷のように感じてしまいます。

腕力だけではなく全身を協調させるからこそ身体を軽く感じられ力強く軽やかなチャトランガに入ることが出来ます。苦手だからとさらっと誤魔化すのではなく一度向かい合ってみると発見があります!!

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