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ポーズを紐解いていく


先日の指導者向けワークショップで質問があったので答えてみようよ思います。

質問 アーサナ学ぶときに一番いい教科書はなんですか?何を読み何から学べばいいのかがわかりません。

アーサナの素晴らしい教科書はたくさんありますが、イントラとしてこれだけ読めば完ぺき!!というヨガの教科書はないと思います。

僕が勉強してきて感じたことは色々な教科書の情報を合わせて仮定を作り自分の身体で実践し体感し知識とスキルを獲得していく方法のみが自分を高めていくと思います。

今日はヨガの教科書プラス機能解剖学の本で学んでいきましょう。実際にやってみたと思います。

今日はビラ2を学んでいきたいと思います。

ビラ2はスタンディングの外旋立位ポーズです。これはどのヨガの教科書にも書いてあると思います。

さて、ここから深めましょう。

今日使う本はこちら僕がよく使う本です。

まず股関節の外旋の主動筋を調べてみましょう。

主動筋とは動きを作るときに主に働いてくれる筋肉のことです。

梨状筋・内閉鎖筋・上双子筋・下双子筋・大腿方形筋・大殿筋・縫工筋と出てきます。

股関節を外旋するときはこの筋肉達が収縮することで外旋が強まっていくわけです。

では実際にビラ2をやってみましょう。

上記の筋肉たちが単体で収縮しているかを感じるのは難しいと思いますからまずは外旋の骨の動きを意識して強調してみましょう。

正しく外旋ができていれば強く働く筋群を感じれるはずです。とくに殿筋は収縮が分かりやすいと思うのでよーく観察してみてください。強くはたらいていますか?

もし殿筋が強く働くことでポーズが深まるのならこの感覚をインストラクションにすればいいのです。実感から得たインストラクションほど信じられるものはありません!!

次にビラ2のポーズをとる事でストレッチがかかりそうな筋肉を調べてみましょう。

内転筋群に分類される筋肉の恥骨筋、短内転筋、長内転筋、薄筋、大内転筋などの筋肉がでてくると思います。

これも外旋を強めた時にストレッチを感じるか自分の身体で実践してみてください。

もしあまりストレッチを感じることが出来なければ同じ外旋立位のトリコナーサナを行ってみましょう。トリコでもただ形をとるだけではなくしっかりと外旋を強調してみてください。外からの見た目は大きく違いますがビラ2と同じ筋肉への働きかけで内モモのあたりにかなり強くストレッチを感じることが出来ると思います。

このようにポーズは互いにリンクしています。そのリンクを把握することが出来ればシークエンスに繋がりが出てきます。さらにそのリンクの中で自分が難易度が高いと感じたポーズの前に簡単だと思ったポーズを行えば高難易度の準備ポーズを発見できるわけです。

僕がよくやる方法は以上です。もう一度まとめると・・・。

●ヨガのポーズ集のような教科書を使いポーズの大まかな骨の動きや筋肉のターゲットを把握する。

●機能解剖学の本などでターゲットになる筋群の情報を得る。

●自分の身体で実践をする

を繰り返す!!

学びの助けになると嬉しいです。

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