上級とはなにか
ヨガでの上級とは何を指し示す言葉なのでしょうか。
僕の先生たちは決まって難しいポーズを行うことではないと言い切ります。
僕もその通りだと思いますし自分のヨガの練習をするときには常に言い聞かせています。
偉大な先生ほどシンプルなポーズの中で多くのことを感じる事に重点を置いている気がします。確かに派手なポーズは見た目も良くて人前で行えばチヤホヤされて色々な意味で気持ちがいいです笑
ですがヨガはパフォーマンスではありません。自分の内側に向かっていくことに重点が置かれています。この目的が明確であれば難しいポーズで精一杯になり自分を見失ってしまうよりもシンプルなポーズの中で時間をかけたほうがいいのかもしれません。
以前にチャック・ミラー先生のトレーニングに参加した時にタダーサナ(山のポーズ)を2時間くらいホールドしたことがあります。死ぬかと思いました笑
当時の僕は動きたくて仕方なった時期なので退屈で仕方がなかったのを覚えています。
ですが退屈とは 屈して 退却する という意味だと後から知りました。元々は仏教用語で
修行の困難に疲れ果て、気持ちが後退し、精神の気力が疲れ果てて屈するという意味らしいのです。
わぁおー・・・。まんま僕ですね笑
学びを深めると習得したと思っていたポーズでも新しい気づきが常に出てきます。
シンプルなポーズの中でも飽きることなく自分と向かい合い、深め、日々気づいていくことが上級なのかもしれません。