ハイパフォーマンスを発揮する生活
最近ハイパフォーマンスを発揮できる心身の状態をどのようにしてキープしていくか、というテーマに取り組んでいます。
やるべき作業が明確で徹底的にこなしていくだけなのですが、身体の状態によって作業量やクオリティーに差が出てきてしまうことに気づきました。
また、レッスンや講座でお客様に良いものを提供する為には、常に僕自身がハイパフォーマンスを発揮できる状態をキープする必要があります。これは、僕のレッスン中の呼吸がお客様にも連動することに気づいたからです。呼吸は、僕の喋り方や、言葉と言葉のあいだ、間(ま)にさえ関係してきます。伝えることに関して、間(ま)はとても大切だと考えていますので、質の悪い呼吸をしていれば、同じポーズやエクササイズを選択しても、クオリティーに差がでてしまうのは明確なことです。
以前はヨガのポーズやピラティスのエクササイズ、呼吸法や瞑想などを2~3時間かけて練習し、身体の状態をキープしていましたが、作業時間を確保したい僕には長すぎる時間だと気づきました。今では15~30分、長くても1時間という時間で身体を整えています。
ポーズやエクササイズもシンプルなものを選択することが多くなってきました。
これは、強度を落としたという分けではなく、本当に自分の身体に必要なものを選ぶ力が養われてきたのだと感じています。
では、身体に意識を向ける時間が短くなったかというとそうではありません。
逆に自分の身体に対して意識を向ける時間は長くなっています。運動以外にも
「食事」「睡眠」「メンタル」など、自分のパフォーマンスに関係するものには常に意識を向けています。
僕が理想とした、真の意味での健康や、ハイパフォーマンスを発揮できる身体の状態を手に入れる為には、「運動」という一つの領域のみだと、補えないきれないことに気づきました。
例えば、僕はラーメンが大好きで、化学調味料が大量に入ったようなものを好んで食べていましたが、今では美味しいという味覚よりも、次の日まで残る身体の重さや、眠くなる感覚が嫌で、良い身体の状態を優先するために食べる頻度は激減しています。
特に次郎系のラーメンが大好きで妻と週に5回食べていたこともあります笑
(ラーメンヨギーと名乗っていた自分をぶっとばしたい笑)
パスタやピザも大好きなのですが小麦は眠くなる感覚が強いので、重要な作業や講座の前には極力摂取しないようにしています。
睡眠に関しては、寝る時間や起きる時間も決まっています。さらに寝る前のルーティンも決めています。以前であれば、休みの日には惰眠を貪り、12時間近く寝ることもありましたが、最近は休みの日でもきっかり6時間です。自分に最適な睡眠時間を把握し守ることで朝起きた時の感覚を一定に保つことができています。
こういった日常の積み重ねにより、疲れにくい心身を手に入れることができています。
もちろんヨガを2~3時間練習することでの恩寵もたくさんあると思いますが、この集中力や身体への思いを日常に分散させてあげることで、同じかそれ以上の効果を得ることができるようになりました。
ヨガには繋ぐという意味があります。運動だけではなく、日常生活での「食事」「睡眠」などの気づきをそれぞれ繋ぐことで、ヨガ本来の効果を得ることができるのだと感じています。それに十年かけてようやく気がつくことができました。