なぜ自己実践が重要なのか

最終更新: 3日前


ヨガはスタジオやフィットネスクラブでのクラス受講をして実践するものだと思っていませんか?もし、あなたが自宅でマットを引いて自己実践(自分一人での実践)をしたことがないのなら非常にもったいないと思います。何故ならヨガとは自分の身体に集中することで効果を得ることが出来る技法であり、身体の外側に答えがあることが少ないからです。 

常に自分の身体に集中することでヨガの瞑想効果や修正効果を感じることが可能となりますが、インストラクターがいる場合は意識がインストラクターのインストラクションやデモンストレーションに向く為、純粋に自分の身体に集中することが難しくなります。

僕が担当するレッスンではほぼデモンストレーションをしないのですが、これには明確な意図があります。デモンストレーションをした瞬間にほぼ100%の生徒さんが僕を見ることに集中するからです。そして、自分自身の内側のコントロールを放棄してしまい、ポーズの型を大枠でとらえるようになります。

今、ここに集中する為には身体への深い集中が必要になります。自分の背骨や皮膚感覚、呼吸によって連動する筋肉、毛穴の感覚までにも意識を送る。ヨガでは知性と気づきを身体の隅々にまで染み込ませる必要があります。外部の情報ではなく、今、自分のポーズで何が起こっているのかを把握することが重要であり、僕が何をしゃべり、何をしているかは重要ではないのです。 

自分の身体に集中することに慣れてくれば、筋肉は全身に繋がりを持っている為ポーズとポーズのリンクも感じやすくなります。例えばAのポーズで伸ばした筋肉と収縮させた筋肉があれば、次のBのポーズでは身体のバランスを取る為にAで伸ばした筋肉と収縮させた筋肉を反転させたりして、自分の身体に好奇心をもち対話をします。

すると「このポーズではここが伸びたぞ、じゃあこのポーズでは収縮させてみよう。おっ今度はこっちの筋肉を使いすぎてしまった。ではこのポーズで伸ばそう」と実践の中で独自の自分に必要なシークエンスが出来上がるだけではなく、常に集中力を身体に閉じ込めやすくなります。さらに自分の身体の癖も把握しやすくなる為、身体意識が向上しヨガの実践以外の時間にも影響力を持ち始めます。

仮にここに便利な指示をくれるインストラクターがいるとどうでしょうか?

「次これやりまーす。次はこのポーズです。最後にこれをやりましょう。」

これでは自分の身体との会話をする、最高の機会を放棄してしまいますね。ここで終わらせてしまうと非常にもったいないことが分かると思います。

せっかくクラスを受講したのですから家に持ち帰り、覚えていることを自己実践しましょう。先生に教わったことをもう一度自己実践すると新しい気づきが沢山でてきます。

この気づきの積み重ねをしばらく続ければ、インストラクターに頼らずとも自分の身体に必要なポーズが自然と分かるようになります。

誰にも頼らずにポーズを選択することができればそれこそがヨガの実践であり。今、ここに集中し心身の健康を手に入れる道具としてヨガを有効活用できるようになります。

注意してほしいのは、クラス受講は基本的な身体の動かし方や新しい発見をもたらす非常に良いものであるということ。その上でここでお話ししているのは「その後も大切であり、それを更に活かすことができる」ということです。あー楽しかったで終わらずにせっかく健康に良いことをしているのですから、スタジオ以外の時間ももっと有効活用していきましょう!!

1日に1時間やる必要はありません。マットを引いて5分だけ自己実践をしてみてください。そして自分の身体と対話して多くの気づきを楽しんでみてください。集中力が高まりマインドが沈静化していくことがよくわかると思います。


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