椅子に楽に座る
現代では多くの人が椅子に座る時間が長い生活をしていると思います。
実は椅子に座るのも楽に座るコツがあり、正しい座り方をすれば身体はとても楽になります。特に腰にかかる負担はかなり変わってくるので腰痛持ちの人は実践してみてください。
楽に椅子に座っている状態とは骨盤が正しく立ち腰椎がしっかりと伸びている状態です。
骨盤が立っているということが重要で、骨盤を正しく立てることが出来ていれば背中の筋力を使わなくても背骨を伸ばすことができます。逆に骨盤が寝ている状態で背骨を伸ばそうとしても背中の筋肉に負担がかかりすぎて長くキープする事ができません。
上の図を見てもらと左側は骨盤が後傾していることで腰椎に影響が出ています。いわゆる猫背の姿勢ですね。猫背の姿勢が癖になれば筋肉にはもちろん、内臓にも不調が出始めます。さらに肩が前に入ってくるので呼吸が短くなりイライラしやすくなります。こんな姿勢を長くキープすることになれば楽なはずはありません。
右側が楽な姿勢になるのですが、左側と見比べて欲しいのは背本の状態だけではなく骨盤に大きな差があることです。右側は骨盤が立っているので腰椎が上に向かって自然と長く伸びていける状態になっています。この状態になれれば筋肉の力をそれほど必要としなくなります。
何故なら人間の背骨は生理的湾曲といって背骨がS字カーブを描くように出来ています。
このS字は身体のバランスを保ち、重力や歩く衝撃などを上手に分散する構造ですのでS字カーブの状態を作ることできれば筋力を使わなくても身体は積みあがってくれるのです。
では実際にらくに座るためのコツなのですが
1、椅子に浅く腰掛ける。この時に両方の足の裏がぴったりと床につくようにする。
2、足の裏とお尻の座骨の4点に重心を置き座ることを意識する
3、座骨の位置を微調整し骨盤が一番立ち上がるポイントを探る
4、背骨を積み木のように積み上げるイメージをする。筋肉を使わずに積み上げるイメージをする
5.頭蓋骨を風船のようにイメージし斜め上に飛ばす。(頸椎に長さを作る)
電車で遠くに移動するときなどでもかなり役に立つスキルです!!ぜひ練習してみてください!!