ケガが教えてくれること
ヨガは本来なら正しく行うことが出来ていれば絶対にケガをするものではありません。
ですがヨガでケガをした経験がある人は少なからずいるのではないでしょうか。ちなみに僕もそのうちの一人です笑
では、どのタイミングでケガをしてしまうのでしょうか?
それは目的を間違えてしまったタイミングで発生してしまう確率が高いと思います。本来ヨガの目的はマインドの沈静化にあります。(聖典からそのままの言葉で引用すると、心の作用を死滅する)身体が柔軟であるか否かはあまり重要ではなく、ポーズのなかで身体に集中し瞑想状態に入ることが大切なのです。
逆に意識が外側に向き始めポーズをエゴで深め始めた瞬間にケガをします。
腰が痛いけど身体の声を無視して後屈を深めたり、膝がいたいのに無理にパドマーサナを組んだりさせる正体はズバりエゴです。私が一番ポーズができる!!僕が一番深く前屈できる!!というような気持ですね。ちなみにどんなに難しいポーズが出来ても他人からもらえるのは
「すごーい」くらいです笑。エゴはもっともっとと求める性質があるので満足するタイミングは一生きません。
ヨガに癒しの効果を求めていたはずなのにヨガでケガすることほどアホなことはないですよね。ポーズは見た目はどうでもいいのです。自分にあった方法でポーズに入り今ここでポーズを取っていること集中し必要があれば少しずつポーズを深みに入っていけばマインドが沈静化してきます。
ヨガにとっての目的は前屈を深めることでも、後屈を深めることでも、脚を頭の後ろにかけることでもありません。それは手段です。すくない数のポーズでもポーズの深みに入ればヨガの効果はしっかりと感じることが出来ます。
ケガをしたタイミングで目的を見直すと自分のヨガが一段階レベルアップするかもしれません。