身体と向き合う 身体編
ヨガを初めて間もないときにある先生に「右足の股関節に内旋制限がかかっていて右足の内旋はほぼ出来ない身体だね」と言われたことがあります。
まだ知識も実践の経験もない頃でしたので、言われたことを信じて内旋をするポーズはとても強い苦手意識を持っていました。どうせ動かないから・・・。と挑戦することもしなかったり、右足の股関節に関しては向き合うことをやめていた時期があります。
ある時クラスの中で股関節の内旋をポーズを練習するタイミングがありました。
僕はいつも通り先生に「僕の股関節は内旋ができません。」と伝えました。
何故だ?と聞かれたので、以前別の先生にそのように教えてもらったからです。と言うと。
今でも忘れません笑。「それを信じたのか?」と言われました。
「他人に自分の身体を任せるなんてどうかしてる。お前は右の股関節と向き合うことをやめて探ることを辞めてしまっているだけだ。」
なんたる衝撃。そう僕は自分の身体と向き合うこと、挑戦することを諦めていたのです。
実際そのあとに色々なワークを試すと右足の股関節は問題なく内旋をしてくれたのです。内旋が出来ないと思っていた呪いを解くことが出来たのです。
それ以来僕は生徒さんに向かって〇〇さんは〇〇〇は絶対出来ないと言うことはしません。
この〇〇出来ないは、本当に魔法(呪い?)の言葉で一瞬で考えさせるのを辞めさせてしまいます。実際に生まれつき骨盤が歪んでいるからこのポーズは出来ないや、左右差があるから右のツイストはこれ以上は出来ないなど、他の先生に言われたという生徒さんに何人にもお会いすることがあります。その都度上のやり取りを伝え本当に出来ないのかもう一度向き合ってもらっています。
これは身体の構造だけではなく病気やケガなどもそうだと思っています。
もし考えるのを辞めてしまった方はもう一度身体と向かい合ってみてください。自分の身体は自分しかケア出来ません。自分の身体と向き合うのはお医者さまでもヨガの先生でもありません。自分自身です!!