骨盤底筋と背骨
ヨガでは骨盤底の筋肉群のことをバンダと表現しています。ヨガの複雑で繊細な動きは骨盤底筋への意識が向いて初めて可能になるものもあります。今日はそのご紹介。
ヨガをしていない人でも身体意識の向上に繋がりますので是非読んでみてください。
骨盤底筋とは読んで字のごとく骨盤の底にある筋肉のことです。
最近ではとても注目されている筋肉で特に女性の失禁や出産後の問題は骨盤底筋を鍛えることで改善されると言われています。
先程も書きましたがヨガではバンダと表現されており、骨盤底筋と全身を連動させて動きを生み出そうとします。ですが普段なかなか意識しない箇所なので自分が使っているのか使っていないかの判断はとても難しい現状があります。
今日は比較的感じやすエクササイズを紹介していと思います。
そのエクササイズとはキャット&カウ。背中を丸めたり反ったりする動きです。
それではこのエクササイズのなかで骨盤底筋と背骨の繋がりを感じてみましょう。
まず背中をそる動きのときは左右の座骨と座骨、尾骨と恥骨を骨盤の真ん中から離すように意識してみてください。骨盤底筋を引き延ばすイメージです。背骨が長く気持ちよく伸びる感覚があると思います。
次は丸める動きのときに左右の座骨と座骨、尾骨と恥骨を骨盤の真ん中にぎゅ~と集めながら背中を丸めていきます。骨盤底筋を収縮させりイメージ。かなり強く背中が丸まってくれると思います。
ではそれぞの動きの中で骨盤底筋だけ反対の動きで行ってみてください。
背骨が上手に動いてくれない感覚を発見できると思います。
感じることが出来なくて焦らずに何度か続けてみてください。意識が通っていなかった筋肉は教育が必要なので時間がかかる場合があります。
ヨガでは意図的にこの骨盤底筋を使いこなすことでよりポーズの深みに入っていきます。
また日常生活でもこの感覚を上手に使うことができれば歩いたり、座ったりするのがかなり楽になります。
ぜひご自身の身体で遊んでみてください!!