top of page

スタンディングポーズの基礎


19歳でヨガを始めた時はWormUpなんて必要ありませんでしたしWormUpをしても効果を感じることが出来ませんでした。いつだって身体は柔らかく、いきなり強いバックベンドをしてもケガの一つもしませんでした。

一体いつからの変わったのでしょうか・・・。最近では念入りにUPをしてからポーズに入るようになりました。

身体が変わったのかマインドの変化なのか、どうやら少し大人になれたようです笑

ヨガと常に一緒にいると心身の変化に気づけることが嬉しいですね。

大多数の人は19歳の僕と同じ愚行をすれば身体を痛めます。

念入りに準備をして少しずつ挑戦していかなければなりません。

今日は自分で練習をする場合の効果的な準備の方法、とくにスタンディングポーズについての話をしたいと思います。

ヨガのポーズの中で最も安全性が高いポーズはスタンディングポーズです。

さらにスタンディングポーズは 外旋立位 と ニュートラル立位 の二種類に分類されます。

外旋立位とはその名の通り大腿骨が外旋しているポーズなのですが 具体的に・・・

●ビィラバドラー2(戦士のポーズ2番)  ●ウッティタ・オアールシュバコナーサナ

●トリコナーサナ(三角のポーズ2番) ●アルダ・チャンドラーサナ(半月のポーズ)

などです。

ニュートラル立位は大腿骨が骨盤に対して外旋しておらずニュートラル位置にあるポーズ群です。具体的には・・・

●タダーナサ ●ビィラバドラー1(戦士のポーズ1番)

●ウトゥカターサナ(椅子のポーズ) ●パルヴリッタ・トリコナーサナ(ねじった三角のポーズ) 

などです。

さて外旋立位とニュートラル立位ですが解剖学的に考えると大多数の人は外旋立位のほうが身体には優しい場合が多いです。何故かというとニュートラル立位は股関節周りの筋肉があたたまっていないと股関節や腰椎に負担がかかってしまうことがあるからです。

さらには外旋立位のほうがニュートラル立位よりも簡単に背骨に長さをつくることができます。これは主にニュートラル立位では股関節屈筋やハムストリングスの硬さが骨盤を過度に前傾させたり後傾させたりしてしまうためです。

ビラ1(ニュートラル立位)で考えてみましょう。

股関節屈筋とは骨盤の前側からふとももの前側を通る筋肉です。

図を見るとももの前側から骨盤の前を通り腰椎まで繋がっているのが見えると思います。

この筋群の働きとしては股関節を屈曲(股関節を曲げる)働きを持っています。

ビラ1は股関節屈筋群にストレッチを入れていくのですが十分な準備がされておらずに股関節屈筋に柔軟性がなければ骨盤が過度に前傾し腰痛が詰まってとても窮屈なポーズになってしまいます。

ビラ1 ニュートラル立位

ビラ2 外旋立位

外旋立位よりも背骨を伸ばしにくい理由はこれが原因で過度に前傾した骨盤から背骨を伸ばすのはとても困難です。

ですので、ビラ1に入る前に股関節屈筋を温めることができる外旋立位のポーズを行うことで安全にニュートラル立位を深めることが出来ます。もちろん流派によって考え方は変わりますからニュートラル立位を先に行う場合もあります。しかし明確の理由がない場合は外旋立位を先に行うほうがおすすめです。

骨のちょっとした方向の違いですが体にもたらす変化はとても大きいですね!!

​あなたの悩みをオンラインで相談

図3.jpg

​YouTube動画まとめ

bottom of page