強いパンチは前鋸筋が使われるている
いやー村田選手かっこよかったですね!!新チャンピオンおめでとうございます。
もともと格闘技をしていた人間としては絶対に見たい試合でした!!
試合をみてえらい興奮しているので今日はパンチに関係している筋肉について記事を書きたいと思います。
え!?自分はボクシングしない?そうおっしゃらずに強いパンチを打つ以外にも役に立つ筋肉なので是非聞いてください。
今日紹介したい筋肉は前鋸筋です。
https://kintorecamp.com/serratus-anterior/より画像引用
この筋肉は肩甲骨から肋骨にかけてついている筋肉で肩甲骨を外転(肩甲骨を背中の外側に動かす動き)するときの主力筋であり、肩甲骨を前方に押し出す力も持っています。
つよいストレートパンチを打つときは脇をしめ前鋸筋を作用させ肩甲骨を動かし打ち込むことで威力があがります。
逆に前鋸筋を使わずに腕だけでパンチを打ってしまうと猫パンチのようにどこか芯のないパンチになってしまいます。
余談ですが
ブルー・スリーのワンインチパンチ(ほとんど腕を動かさずに相手を吹き飛ばすほどの威力があるパンチ)はおそらくですが前鋸筋の使い方をがキーになっているのだと思います。
さてパンチの強さはこれくらいにしておいて笑
実は日常生活でも前鋸筋は重要です。上の図を見てもらえればわかると思うのですが
前鋸筋はかなり深層の筋肉ですので、インナーマッスルに分類されます。
インナーマッスルは姿勢維持筋でもあり柔軟性がないと正しい姿勢のキープや肋骨のふくらみを阻害し呼吸を短いものに変えてしまいます。
これはパンチをしなくても鍛えておいたほうがよさそうですね。
ピラティスやヨガではそのことを考え前鋸筋を強化する動きが非常に多いです。
ヨガの逆転(逆立ち)ではすべてのポーズで前鋸筋を起動します。逆に前鋸筋が働かない場合はヨガの逆転はもちろんアームバランスが困難になります。
ピラティスでは筋膜ラインの重要な通り道であるためコアを起動させる為に必ず前鋸筋を起動させます。
みなさんも前鋸筋を意識してつよいパンチを打てて質の良い呼吸ができる姿勢のよい身体を手に入れましょう!!